高齢出産

【No.10】高齢出産に旦那の早期退職、社内不○がもたらした結末

高齢出産

幼稚園の入園説明会当日。

受付を済ませ中へ入ると、そこにはすでに十数組の親子が座っていた。

その時、どこからかクスッと笑う声が聞こえてきた。

保護者A
「ねぇ、もしかしてあの人っておばあちゃんかな?」

保護者B
「えー、それにしては若すぎない?まさかの親だったりして…(笑)」


(やっぱり、私のこと話してるんだ…。)

この時私は46歳。

周りの保護者はどこも20代半ば〜30代半ばくらいだった。

もちろん見た目も気にしてこの場に来たが、まさか聴こえるように言ってくる人がいるとは思わなかった…。

それからは特に何もなく帰宅した。


「はぁ…、気にしなくていいんだろうけど、やっぱりあんなあからさまな反応は傷つくよ…」

おそらくこれはこの縁に限らずどこへ行っても変わらないんだろうと思っていた。

だから特に入園する場所を変えようとか、そういう考えは出てこなかった。

気にしたらキリがない、そう言い聞かせ、息子はその幼稚園に入園した。

入園してからあの保護者たちはいなかったため、違う園にしたんだと内心ホッとしていた。

しかし・・

保護者
「あ、ハンカチ落としましたよ!」


「あ…!ありがとうございます!」

落としたハンカチを拾ってくれた別の学年の保護者。

この日は年長さんの参観日のようで多くの保護者が園に来ていた。

保護者
「今日はお孫さん見に来られたんですか?」


「え…?」

保護者
「え?…あ、す、すみません…!!失礼します…!!」

どうやら私をおばあちゃんだと勘違いしたらしい…。

実はこの時、息子の忘れ物を届けて帰ろうとしていた。

そんな時に私の落とし物を拾ってくれ、孫の姿を見に来たんだろうと勘違いしたんだろう…。


(うぅ…、今のは悪気はなかったんだろうけど…。トホホ…。)

初めておばあちゃんに間違われたことでこれは数日引きずった…。

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