高齢出産

【No.15】高齢出産に旦那の早期退職、社内不○がもたらした結末

高齢出産

夫の不○の詳細を聞き、裏切られたショックでどうにかなりそうだった。

念の為金谷さんと連絡先を交換し、電話を切った。


「なんでこんなことするの…。私はこれからどうしたら…」

同じ気持ちが頭の中をぐるぐる駆け巡る。

その日は生きた心地がしなかった。

結局その日は夫が帰宅しても顔を合わすことができず、夜ご飯の用意だけして先に寝室へ入った。

ベッドの中で私は今後どうしたらいいのか、ひたすら考えていた。


(夫に浮気されたなら普通は離婚…?でも再構築する人もいるんだろうな…。私はどうしたいんだろう…)

こんな大事な決断を私はすぐに決めることができず、また夫に事実確認をすることもできずにいた。

このままではまずい、早急にどうにかしなくては…

そう思い数日が経過したある日。


「…ただいま」

夫がいつもより早く帰宅したのだ。
しかも夫の様子がなんだか変。


「え、なんで帰ってきたの?まだお昼なのに…。何かあったの?」


「……。」


「黙ってちゃわからないでしょ、一体何があったの!?」


「実は…社長から早く帰るように命じられて…」


「なんで急に?」


「それは…。ちょっとあることが公になって…。しばらく会社へは来るなって言われて…」


「あること…?」


「それってなに?」

夫は意を決したように、渋々話し始めた。

実はこの日、数日欠勤していたサキさんが出勤したらしい。

そしてサキさんは社長室へ向かい、社長に夫のしたこと全てを赤裸々に報告したというのだ。


「それで全部を知った社長が、『社風を乱したお前をここに置くつもりはない』って言って、帰宅するように言われたんだ…」


「なんてことしてるのあんた…。サキさんとはいつからそういう関係があったの!?」


「言い寄ってたのは1年くらい前から…」


「関係を持ったのは去年の夏くらいからだ…。」


「私、そのこと知ってたよ。」


「え…ど、どうして!?!?」


「サキさんの婚約者の金谷さんって人から聞いたの。」

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