夫はストーカー

【No.11】結婚した夫は私のストーカーでした…

夫はストーカー

◎前回の話はこちら

【No.10】結婚した夫は私のストーカーでした…
◎前回の話はこちら 私 「なんで下着減ってるの…?  もしかして…」 他に無くなっているものがないか調べていると、 クローゼットの端っこに鍵がついた箱が出てきた。 私 「何この箱…初めて見た」 ...

鍵のついた謎の箱。

夫は元の場所に戻して家を出て行った。

その鍵を見つけないと
中は確認できない…。

私はものすごい勢いで
部屋のありとあらゆる場所を探した。


「鍵…鍵…どこにあるの…!」

机の引き出しやクローゼットの隅まで探した時、
ふとあることに気づいた。





「そうだ、本棚…」

本棚には夫の好きな小説が
たくさん並んでいる。

私は本を読まないため、
何がどれだけここにあるのか把握していない。

掃除も、
ここは夫が自分でやるから、
と私は基本的にここは触れない。


「私が触れない唯一の場所…。
 ここなら隠し場所として
 十分にあり得るかもしれない」

私は本と本の間を見たり、
本棚自体に隠されていないか見たりした。

そして・・





「あった…これかも」

普段読んでいないであろう本の
裏表紙に鍵が貼り付けてあった。

サイズ感からして
この鍵で間違いなさそう。

夫から開けるなと言われていた箱を持ってきて
私はゆっくりと鍵を外した。


(この中に私に見られたくないものが入ってる…?
 聡がストーカーじゃないって確かめるだけ…
 それだけしたら元に戻そう)

夫がストーカーじゃないという僅かな希望を持ちながら、
私は箱を開けて中身を見た。

するとそこには・・




5年前のあの日、
ポストに入っていたのと同じピンク色の封筒、
目線の合わない私の写真、無くなった下着、
そして使われていない携帯が入っていた。


「ど、どういうこと…これ。
 この写真なんてあの時の私だ…。
 この封筒もあの時と同じ…。
 この下着だって…!」

これで夫があの時のストーカーだと
確定した瞬間だった…。

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