2023-05

◎前回の話はこちら 悲鳴のようなケンくんママの声が耳の奥に響いた。 一体どんな事情があるのかわからないけれど、 とにかくすべてにおいていっぱいいっぱいである様子が伝わってくる。 私 「少し、中で話し...

◎前回の話はこちら 坂口さんが聞かせてくれた最後の証拠。 ドライブレコーダーに入っていた二人の声。 そこには二人が笑いながら私を蔑む様子や、 家族で使っている車で性◯為をするなど、 胸をえぐられるよ...

◎前回の話はこちら 夫は仕事に行かず佐久間先生と密会を連日続けていた…。 ある日の夫は某ジュエリー店で指輪を購入したらしく、 その写真を坂口さんから見せてもらった私。 坂口 「指輪を購入後はこれを不...

◎前回の話はこちら 翌日、 私は落ち着かない気持ちで夕方の時間を過ごしていた。 ケンくんが来るか、来ないか。 どちらの可能性もあり得る。 それによって自分がどう動くべきかを考えていた。 ...

◎前回の話はこちら 私 「それで、調査結果は…？」 坂口 「…完全に真っ黒でした。」 私 「……。」 正直、「やっぱり…」といった感じだった。 坂口 「奥様は、万が一ご主人が...

◎前回の話はこちら 担任の先生の声からは、 明らかに面倒そうな雰囲気が伝わってきた。 きっと同じようなことの繰り返しで疲れてしまっているのだろう。 でも……。 私 「そういう話ではないと思...

◎前回の話はこちら 先生 「はい、もしもし。T小学校です」 受話器に出たのは、 若めの声をした男性教師だった。 私 「もしもし、私、少し前にこちらの地区に引っ越してきた者ですが。 　お宅の小学校...

◎前回の話はこちら 意を決して探偵事務所に頼んだ私は後日、 夫の詳細を届けるために事務所へ足を運んだ。 事務所はビルの3階にあり、 室内はとてもシンプルで綺麗な空間だった。 私 「こんにちは、本村です。坂...

◎前回の話はこちら 夫が謎の電話をしていた。 それも「仕事の電話だ」と嘘をついて…。 私 （あれは絶対に仕事の電話じゃなかった。 　嘘をついてまで隠したいことってなに…？もしかして…） またもや嫌...

◎前回の話はこちら しばらくすると諦めたのか、ケンくんは帰っていった。 静けさを取り戻したリビングで、 私はしばし呆然と座り込んでいた。 娘 「ママ、大丈夫？ママ？」 私 「大丈夫よ。あ...