妊婦健診で医師から言われたことを夫に伝えた。
すると夫は、
夫
「え、ストレス?なに、会社で何かあったの?」
私
「え…?」
夫
「え…って。ストレスだろ?別にこれまでそんなこと言ったことなかったから、何かあったかと思って。」
私
「会社じゃないよ。」
夫
「そう?…あ、食生活もって言ってたよな?ダメだよ、食事はちゃんと摂るようにしないとー。赤ちゃんのことちゃんと考えてんの?」
私
「考えてるよ…。前よりは食べれるようにもなってるし。それで、この状態が悪化するようなら入院しなきゃいけないって。だから…」
夫
「は!?入院!?!?えーどうすんだよー。 誰が家のこととかかりんの面倒見んの?俺毎日残業だし予定詰め詰めだから無理だよ?」
まるで夫じゃない人が話しているようだった。
私が知る夫はこんなじゃない。
不器用ながらでも私のことを気遣い、子供が大好きな夫だった。
でも目の前にいる人はそんなことを微塵も感じさせないほど、自分のことしか考えていない、
こうなったのも私のせいだと言わんばっかりの言動。
私が相談をしているのだってまるで他人事のようだ。
私
「…私が言いたいのは、入院になってからだとかりんの面倒を見れる人がいなくなるし、そうならないために今裕也の助けが必要ってことなの。」
私
「今までずっとワンオペ状態だったけど、少しでもいいから家のことやかりんの面倒を見てほしい。こんな時間とかじゃなく、前みたいになるべく早く帰ってきてほしいの。」
私はこれでもかと必死に夫に頼んだ。
しかし夫は表情ひとつ変えることなく黙って話を聞いていた。
何かを考えた後、夫が口を開いた。
夫
「はぁ…。だからさ、前も言ったけど、俺は毎日仕事が忙しいから無理だって。だってお前の会社みたいに軽々しく休める場所じゃないんだぞ?」
私
「でも…!」
夫
「あのさ、そんなに誰かに協力してほしいならお母さんに頼めば?」
私
「…え?」
夫
「身体が不調って言ったって専業主婦で毎日家にいるだけなんだろ?(笑)ならちょうどいいじゃん。リハビリがてらに来てもらえよ。」
私
「な、なんてこと言うの…!?」
私
「自分が何言ってるかわかってるの!?私は裕也に助けを求めてるの!!どうせ毎晩飲み歩いてるのだって知ってるんだから!!だから今はそれをなくして、私とかりんのために動いてって言ってるの!!お腹の子だって裕也の子なんだよ!?そんな無責任なこと言う資格、今の裕也にはない!!」
私はショックのあまり夫に声をあげてしまった。