夫は私と結婚してから、少なくとも5年は義妹との◯倫関係を続けていた…。
一時は夫を許し、将来の子供たちの生活のため再構築を望んでいたが、一瞬にしてその気持ちは砕け散った。
同時に2人に復讐することを誓った。
私
(そうと決まれば明日は離婚とか慰謝料とかについて調べないと…。やることはたくさんある。こんな時こそしっかり寝ないと…。)
翌日。
何も知らないフリをして、いつものように夫を送り出し娘を幼稚園へ送り届けた。
すぐに帰宅し、私は離婚や慰謝料など、これからのことについて調べ上げた。
中でも慰謝料や子供たちの養育費は請求書を作成した方がいいらしい。
でもその方法など細かいことはわからなかったため、今度は無料で弁護士に相談できる場所はないか探してみることにした。
私
「やっぱりこういうのは素人が考えるより、プロに相談してからの方がいいよね…。」
そうして行き着いた先は、◯倫問題を専門とする法律事務所。
そこは◯倫に関する相談なら無料で受けているところだった。
私
「ここ、ものすごく良心的。連絡してみよう。」
そこへ電話をかけてみると、すぐにでも相談できるとのことだった。
娘のお迎えの時間までまだ時間はあったので、私は事務所まで行くことにした。
到着し中へ入ると、そこはこじんまりとしたシンプルな事務所で、感じのいい女性の方が出向いてくれた。
私
「あの…先ほどお電話した篠宮です…。」
栗原
「お待ちしておりました!今回は相談ということで、私栗原が担当させていただきます。よろしくお願いいたします。」
栗原さんは私と同じくらいの年代の方で、常に笑顔でこちらの緊張もかき消してくれるような人だった。
個室へ通されるとすぐに相談は始まった。
栗原
「では早速ですが、今回はご主人の不貞についてのご相談ですね?」
私
「はい…。それで離婚をかんが考えてるんですけど。これから必要なものとかよくわからないので、プロの方にお伺いして準備していこうかと思いまして…。」
栗原
「かしこまりました。ではまずは離婚成立までの流れから説明していきますね。」
それから栗原さんは丁寧に離婚までの流れを説明してくれた。
それに必要な準備やかかる時間、子供がいる離婚なら養育費など、素人でもわかりやすい説明だった。
栗原
「…ということになります。ですので、お子様がいるのであれば今後養育費というのはかなり重要になるのではないかと。中には貰わない方もいますが、ほとんどの方が請求されていますね。」
請求書も自分で作成はできるらしく、テンプレートもネットに出ているらしい。
栗原
「注意点などは今日お伝えしますから、ぜひご検討ください。」
それから私は栗原さんから事細かに請求書作成について聞き、着実に離婚へと進んでいっていた。
だけどその前にひとつ重要な問題があった…。
当たり前だが、離婚するためには夫へ伝えなくてはならない。
果たしてあの夫が、それを素直に受け入れるだろうか…?