死◯ばいいのに。
心の底から、そう思った。
これほどまでに人を憎いと思ったことはない。
ここまできたらどうしようもない。
生活保護を受けてでも、何をしてでも、この人とは離婚しよう。
そう決めて、娘に事の顛末を話し、一緒に家を出た。
事実を知った娘は、ひどく傷ついていた。
娘
「お父さん、マジキ◯い。一生会いたくない」
実の父親との縁を切るような真似はしたくなかったが、しょうがなかった。
どうせいずれ、娘が大きくなれば分かってしまうことだ。
Fちゃんと顔を合わせるのも辛かろうと思い、私たちは県外に引っ越しをした。
妊娠後期で働けないことを理由に生活保護を申請し、
格安のアパートも紹介してもらい、そこで新しい生活を始めた。
これでもう旦那やM子に振り回されることもない。そう思っていた。
しかし、その考えは甘かった。
ある日突然、旦那が我が家に押しかけてきたのだ。
それは、二人目の子どもが生まれて、すぐの頃だった。
旦那
「やり直してくれないか」
私
「今更なに言ってんの?無理に決まってるでしょ。そもそも私たち、離婚調停中でしょ。言いたいことがあるなら、調停の場で言ってよ」
旦那
「頼むよ。帰ってきてくれ」
私
「私も娘も、あなたのことは二度と信用しないし顔も見たくないの。なんで急にそんなこと言い出すの?」
旦那
「実は……」
私
「なによ」
旦那
「M子が、妊◯したんだ。それも、双子だって」