高齢出産

【No.21】高齢出産に旦那の早期退職、社内不○がもたらした結末

高齢出産

夫のこれまでの女性関係の真相を全て知った私。

こんなことあり得るのかってくらい、話を聞いてて気持ち悪くてこれ以上聞きたくなかった。

そんな奴を私は一途に愛してきてしまった…。

これを知っても尚、夫婦として生きていこうと思えるのか…?

さまざまな考えが頭を巡り、夫に告げた。


「…裕二、私と離婚して。」


「え…?ちゃ、ちゃんと話したろ!?だから離婚は…」


「だから離婚はやめてくれって?ふざけるのもいい加減にして。」


「え…」


「自分がこれまで何したのかわかってそれ言ってるの!?これで再構築考えてた自分が恥ずかしくてたまらない…!」


「再構築!?なんだよ、やっぱり俺のこと理解してくれてるんじゃないか!」


「は?勘違いしないで、それはこの話を聞く前のこと。園美の話から他の女性との話、そしてサキさんの話を聞いたらそんな考え無くなったよ。」


「だってそれはお前が話せって言うからで…!」


「そうやって責任転嫁するのやめてくれる?こうなったのは全部あんたの女性問題が原因でしょ!?今まで散々私たちを裏切り続けてきて、好き放題他の女性と関係持って、そんな奴に決定権はない。」

これ以上の話は意味ないと思い、すぐに離婚に向けて段取りを取ることに決めた。


「ちょ、ちょっと待ってくれって!!俺の話を聞けよ!!」


「もう十分聞きました!!この件に関してこれ以上話すことはない。」

そう言い放ち私は残りの家事やら掃除やらを黙々と進めた。

夫は気まずさからか黙って家を出てしまった。

そしてその日の夕方。

何も知らない息子が帰宅し、いつものようにそのまま部屋に直行した。


「…おかえり健太。ねぇ、ちょっと話したいことがあるの。」

息子
「……」


「健太の部屋で話してもいいかな?」

いつもなら私を鬱陶しく扱い、部屋に入るなんて言ったら怒鳴り散らしていた息子。

でもこの時だけは違った。

息子
「…いいよ。」


「!!…帰ってきて早々ごめんね。」

そして私は久しぶりに息子の部屋に入った。

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