再び夫の携帯をチェックしようと開くと前回同様、パスコードは0000だった。
私
(あんなことあれば普通変えそうだけどな…)
そのままLINEを開いた時、LINEにはロックがかかっていた。
私
(…ここはかかってるのか。パスコードってなんだろう…)
LINEにかけられたパスコードは4桁。
夫や私、息子の誕生日を入れてみたが全て違った。
私
(どれも違う…。結婚記念日とか…?)
私たちの結婚記念日を入力してみたが、それも違った。
よく使うであろう4桁の数字を入れたりもしたがそれも違う…。
思い当たる4桁の数字はこれ以上なく、壁にぶち当たってしまった。
私
(どうしよう、何か他にないかな……、あ、そうだ。)
私は自分の携帯を取り出し、前回証拠として残していたLINEのやりとりを見返した。
もしかしたら何か手がかりがあるかもしれないと感じたのだ。
私
(なんかそれっぽい数字があるかも…。)
そしてその読みは的中した。
私
(え…もしかしてこれ…?)
私は恐る恐る夫のLINEを開きその数字を入力した。
私
(開いた…)
その数字、それはハナと初めて会った日の日付だった。
私
(私たち家族よりハナなんだ…)
ショックだった。
前回話をした後に設定したこのパスコード。
ってことはまだハナと接触があるのでは…?
そう思うようになった。
私
(絶対に突き止めてやる…!)
夫のLINEをチェックすると、やはりハナとのトークが一番上にあった。
開くと、私からバレた話やその後どうするか、そんな内容が主だった。
しかし・・・
私
(嘘でしょ…)
なんと2人は会うのをやめるどころか、この関係性に火がついているようだった。
LINEを読み進めていくうちに衝撃的な事実を叩きつけられた。
なんと2人はすでに男女の関係にあったのだ。
それも、夫がパ○活をしている事実を知るずっと前から…。
夫は私に不○をしていないと嘘をつき、現在もなおその関係を続けていた…。
私
(真っ黒だった…)