◎前回の話はこちら
夫に引越しの件を相談してみた。
夫
「実は俺も同じこと考えてたんだ。」
私
「え…本当!?よかった!!
それでね、実は万里子さんが知り合いに不動産で働いてるらしくて、
割とすぐに引越せるように連絡入れてくれるっていうんだけどどうかな…?」
夫
「本当!?なんだか申し訳ないな…。でもすぐに引越せるならお願いしよう!」
私
「わかった、万里子さんに連絡入れておくね」
それからすぐに万里子さんにLINEを入れ、お願いしたい旨を伝えた。
万里子(LINE)
「了解!明日中にさなちゃんに連絡入れてるように伝えておくね!」
私
「はぁ…万里子さん本当いい人だな。今度きちんとお礼しないと。」
そして翌日。
万里子さんの友人から電話があり、
その連絡から引越しに向けて着々と準備を進めることになった。
引越し資金は私たち夫婦がそれぞれ独身時代に貯めていたお金を
出し合うことにしたため、そこはなんとかなった。
それから数日間で内覧を行い、
万里子さんの友人から連絡をもらってから1週間足らずで引越しが確定した。
夫
「なんだかあっという間だったな(笑)
もう引越しだなんて、荷造りが追いつかないよ…(笑)」
私
「本当だね(笑)それにちょっと手狭になっちゃったね…」
夫
「ううん、そんなことない。
家の広さなんかより住みやすいかどうかを重視したんだし、
広ければいいってもんじゃないよ(笑)」
引越し先はマンションになった。
一軒家と違って狭く感じてしまうのがネックだったが、
夫の言う通り問題はそこじゃない…。
私
「そうだよね、ごめん(笑)さ、荷造りどんどん進めるぞ〜!」
息子の幼稚園も今までより距離ができてしまったが、
送迎バスを利用して転園せずに通い続けられることになった。
そして引越し当日。
引越しのトラックが自宅前に停まっていることで
他の住民が窓からこちらをみていた。
私
「うわ、また見てる…。」
夫
「いいよ、ほっとけ。
もう今日でこことはおさらばなんだから、気にするな。」
そして私たちはようやくその住宅街から離れることができた。