◎前回の話はこちら
引越しが完了して1週間が経過した頃。
万里子
「あ、さなちゃんおはよう!今日はどう?お茶行ける?(笑)」
私
「おはよう万里子さん!うん、大丈夫だよ!」
万里子
「やったー!じゃあ早速行こ行こ♪
今度はどう?落ち着いた?」
私
「うん!家はちょっと手狭になったけど、
それでも前に比べたらあんなめんどくさいことないし、
何よりご近所さんがみんな優しくて!
息子がちょっと大きな声出したら
『元気でいいね』
って笑顔で声かけてくれるの!なんだかそれが新鮮で…!」
万里子
「ふふ、よかった♪
さなちゃんも笑顔に戻ってくれて、私も嬉しいよ!」
私
「そういえば最近笑ってなかったかも…。」
万里子
「住まいって難しいよね、
家だけじゃなくてその周りの環境も気にしちゃうし、
実際環境最悪だったら今回みたいに引越しだって考えなくちゃいけなくなるし…」
私
「うん…。
だけど万里子さんがいろんな情報教えてくれたおかげであそこから逃げられた。
本当にありがとうね。」
万里子
「とんでもない!!
少しでも力になれて私も嬉しいよ!今度遊びに行かせて〜♪」
私
「うん、もちろん♪」
その後の話だが、金子さんたちは数ヶ月で自宅に戻り、
あれ以降も目立つことをしてるとかしてないとか…。
売りに出した物件は不動産屋に売却することにしたため、
現在そこに入居している人がいるのかはわからない。
私たちもあれ以降あそこの住宅街には近づいていない。
私
(こういうのは引っ越してこないとどういう状況なのかはわからないけど…。
それでももっと情報収集するべきだったんだな…。
今の場所は心配することはなさそうだし、
これからは安心して暮らせそう!)
失った時間は戻らないが、
少しでもその時間を取り戻せるようにこれからは日々を充実させていこうと思う。