夫はストーカー

【No.9】結婚した夫は私のストーカーでした…

夫はストーカー

◎前回の話はこちら

【No.8】結婚した夫は私のストーカーでした…
◎前回の話はこちら 私 「聡が…?  まさかそんな…」 香織 「だってさ、おかしいよね?  仮に旦那さんがストーカーだとして考えると、  辻褄合わない?私たちしか知り得ないことを  どうやって知るって...

香織
「思ってた通りだった…。
 これやばいことだよ?
 とりあえずスクショだけ残してそれ私に送って…、
 ここからは削除しておこう。」


「ねぇ香織、
 私どうしたらいいの…」

香織
「うーん…
 とりあえず何も知らなかった体でいた方がいいかもね。
 もっと確かな証拠を掴んでから話してもいいと思う」


「証拠…」

香織
「この先真奈がどうしたいかにもよるけどね…」

私はすぐに答えを出す事ができなかった。




何かの間違いだと信じたい…

優しい夫がそんな事するわけない…

香織
「…まぁすぐに答え出せとは言わないけど
 いらなくなったら捨てればいいわけだし、
 証拠は取れる時に取ってた方がいいと思うよ」


「…うん、わかった」

この日はこれでお開きになり帰宅した。


「おかえり〜早かったね!
 …暗いね、何かあった…?」





「ううん、何もないよ」


「そう?…顔色悪いね。
 後で温かい紅茶持って行ってあげるから、
 部屋で休んでなよ」

そう言って、
私の顔色を確認して優しい言葉をかけてくれた。


(この人があのストーカー…?
 信じられない…)

複雑な気持ちのまま寝室へ行き
ベッドに横になった。




しばらく一点を見つめぼーっとしてると、
ふと気になるところを見つけた。


「…あれ、何だろ」

朝きちんと閉めたはずのクローゼットが
少し開いている。

夫はまだ来そうにない。

私はクローゼットを開けて中を確認してみた。


「え…私の下着が減ってる…?」

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