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【No.21】結婚した夫は私のストーカーでした…
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完成した書類を確認しに事務所まで行き、
その後の流れまで説明してくれた。
私
「じゃああとは相手側に
離婚届とこれらの書類を出すということですね」
江田
「はい。
もし...
夫
『何をそんなに驚いてるの?
俺はいつでも真奈のそばにいるんだから、
当たり前のことなんだよ?というか真奈、
今までどこに行ってたの?
なんか変な事務所から出てきたよね?一体何してたの?』
私
「……」
これまで夫の気味悪さで怯んでしまったが、
この地獄から抜け出すために向き合うと決めた。
私は電話を切って夫がいる場所へ一直線へ行った。
夫
「あ、こっち来てくれたんだね!!
やっぱり真奈は俺のことが…」
私
「私たちにとって最善なものを渡しに来たの。
近くのカフェに入ろう」
夫
「え、何かな何かな♪」
頭のネジが外れたように喜ぶ夫を横目に
近くのカフェに入った。
本当は家で渡すつもりだったが、
人目があった方が万が一何かあっても誰かが助けてくれる、
そう思いカフェを選んだ。
夫
「それで!?
俺にプレゼントだよね!?なになに!?」
私
「…これ」
江田さんから受け取った書類と、
準備していた離婚届を夫に渡した。
私
「それ、何かわかるよね?
ペンと印鑑持ってきてるから、この場でサインして」
夫
「…?離婚?離婚届?
何それ、何で?誰が離婚するの?」
私
「私たちだよ。
それ以外誰がいるの」
夫
「え、嫌だよ俺」
私
「もしサインできないなら、
裁判所で話を進めることになるよ」
夫
「さ、裁判所…!?」
私
「もしそうなったら、
聡だって恥ずかしい思いするんじゃない?」
夫は断固として拒否していたが、
その一言で黙り込んでしまった。
そして…
夫
「大事にはしたくないから……
わかった、サインするよ……」