壮絶な孫差別

【No.4】「所詮あんたは他人よ」義父母からの壮絶な孫差別

壮絶な孫差別

義父が義妹の娘だけプレゼントを渡すために別室に連れていった。

娘はそれをただ黙って見つめていた。


「はな…?」


「ううん、なんでもない。」

そう言うが、娘はきっと羨ましかったんだろう。

7歳でも、自分は義妹の娘とは違うのかもしれないってわかってるんだろうと思った。

それから義父母は義妹の娘にご機嫌取りのようにお菓子やジュース、お年玉やブランド物の洋服などを渡し、それはもうお姫様のように扱っていた。

義妹の娘
「えーあかりこれじゃなくて違うやつがよかった〜」

義父
「あ、そうだった?じゃあまた後で一緒に買いに行こうか!おじいちゃん欲しいもの買ってやるぞ!」

義妹の娘
「ほんと!?おじいちゃん大好き〜!あ、このお菓子も、あかり嫌〜い」

義母
「ならおばあちゃんが欲しいお菓子買うからね!何がいいの?」

義妹
「もー(笑)2人とも甘やかしすぎ〜(笑)」

義母
「いいじゃない、うちには唯一の孫なんだから」

そう言いながら私をチラッと見る義母。


(そういうことわざわざこの場で言うかな普通…)

義妹の娘
「あ!お年玉2万円も入ってた!!すごーいありがとう♪」

義父
「ははは!そんなの当たり前だろう、可愛い孫にはそれくらいやって当然じゃないか!」


「ママ…、はなは…?」

娘が小さい声でそう言ったのが義母には聞こえていた。

義母
「はいはい、あんたにもやるわよ。物乞いみたいなこと言ってみすぼらしいわねまったく。」

そう言って義母は娘に向かって何かを投げた。


「あ…!ママこれ!もらったよ!!」

嬉しそうに投げられたものを拾って私に見せたもの、それは100円玉1枚と飴玉ひとつだった。


「え…何これ…」

義母
「何よ、不満でもあるわけ?(笑)」


「いや…いくらなんでも酷すぎませんか…?」

耐えきれずそう言うと義父母の顔つきが一瞬にして変わった。

義母
「はぁ!?同じようにお金とお菓子をもらっておいて何その態度は!?もっとくれって言うの!?」

義父
「お前らは自分たちの立場がわかってないのか!?お前らのような他人にはそれだけで十分だ!わかったな!?」

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