夫と義母が暴走し、カオスなこの状況に耐えきれなかった私は、同じくドン引きしている他の子供たちを帰そうとした。
しかし・・
夫
「おい!どこに行くお前ら!!」
私
「もうこの子たちは帰らせます。これ以上ここにいる理由がないでしょ。…さ、玄関に行こうね。」
文句を言う夫を振り切り玄関先まで誘導し、まずは女の子たちから帰らせた。
B子
「小雪ちゃんママ、なんか、ごめんなさい…」
私
「え…!?どうしてBちゃんが謝るの!?」
B子
「だって、私たちのせいで小雪ちゃんのパパ怒っちゃったんでしょ…?もう一緒に遊べない…?」
あんな狂った大人たちを目の前にすれば誰でもそう思うだろう…。
私はB子ちゃんを抱きしめた。
私
「B子ちゃんたちは何も悪くないから!!だからそんなこと言わないで。」
私
「小雪とも、今まで通りたくさん遊んでやってほしい。こんなことに巻き込んじゃって本当にごめんね…。こんなことにならないように私がしっかりするから。」
C子
「…でもごめんなさい…。お邪魔しました…」
女の子たちはみんな目に涙を浮かべながら帰っていった。
私
(小雪の友達にまで口出すなんて本当にあり得ない。こんなのおかしすぎる…!どうにかして2人の暴走を抑えないと…。)
リビングに戻り今度は男の子たちを帰そうとした。
私
「じゃあ圭くんたちも帰ろう。準備できたかな?」
男の子たち
「はい、できました。」
私
「じゃあ…」
夫
「おいちょっと待て!!」
私
「何よ。もう用はないでしょ、そこどいて。」
夫
「いや、お前だけはここに残るんだ。」
圭くん
「え…僕がですか」
夫
「お前以外は用はない、帰れ」
私
「…とりあえず君たちは帰ろう。」
圭くん以外の男の子を玄関先に送ると、1人の男の子が心配そうに言った。
D男
「僕たち…そんなに悪いことしたんですか…?それにどうして圭だけ…。」
男の子たちは落ち込んだ様子に加え、少し怒ったようなそんな感情も感じ取れた…。