捨てられたクリスマスケーキ

【No.10】娘が作ったクリスマスケーキ、勝手に捨てた義母と旦那

捨てられたクリスマスケーキ


「もういいじゃない、そんなに怒鳴ることないでしょ!」

義母
「まったく最近の子供は生意気なんだから!」

圭くん
「でも…僕は小雪ちゃんと遊ぶのが楽しくて一緒にいるだけです…」


「だからそれが小雪をダメにしてるってことなんだよ!!」

夫はその辺りにあったお菓子のカゴを圭くんに向かって投げつけた。


「何やってるのよ!!」

私は圭くんと娘に駆け寄り怪我をしてないか確認をした。


「大丈夫2人とも…!」

圭くん
「僕は大丈夫です!小雪ちゃんにも当たってないです!」


「そっか…ごめんね本当に」

謝ることしかできない私…。

もしかしたら内心夫が怖かったのかもしれない。

そばには義母もいて、2人の圧に私自身もやられそうだった。


「お前は間違いだらけだ!第一、人の娘を勝手に好きになって、それを知ってて近づいて…!まだ9歳のガキが恋愛なんて早すぎるんだよ!!ガキは勉強だけしておけばいいんだ!」

義母
「そうよ!子供は勉強第一なのよ!?そんなこともわからないなんて、あんたの親は一体どんな教育してきたんだか!まぁろくな教育してないんでしょうね、あんたがこんなことするくらいなんだから(笑)」

圭くん
「親の悪口を言うな!!」

圭くんは夫と義母に向かって怒鳴った。

夫は一瞬びっくりしたが、すかさず圭くんの胸ぐらをグッと掴んだ。


「誰に向かって口聞いてんだこら!!!」


「パパやめてよ!離してー!!」

夫は娘の声など聞かず、容赦無く圭くんの頬を殴った…。

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