圭くんが反抗したことでキレ出し、圭くんのお家へ電話をかけ始めた夫。
夫を止めようとしたが、結局電話が繋がってしまった…。
夫
「もしもし、立山ですけど。藤原さんのお宅ですか!?」
圭くんママ
『はい…。』
電話に出た相手は圭くんママだった。
夫は食い気味で圭くんママを攻め立て始めた。
夫
「お宅の圭くん、うちの娘を弄んで生活に支障きたしてるんですよ!!一体どういうつもりなんですか!?!?」
圭くんママ
『あの…すみません、よくお話がわからないんですが…』
すると夫は顔を真っ赤にさせて言い放った。
夫
「ならいい!!今からそっちに行って直接何があったか話してやる!待っとけ!!」
一方的に電話を切ると、圭くんの腕を引っ張り勝手に家を出てしまった。
私
(もしかして圭くんちに向かった…!?)
私
「小雪!圭くんのお家どこか知ってる!?」
娘
「うんわかるよ。学校の裏門の近く。」
私
「案内してくれる!?」
義母
「やっぱりあんたたちはこの家の疫病神だね!」
私
「疫病神…?」
突然義母は私と娘に向かって怒鳴りつけてきた。
義母
「だってそうでしょ。思い返せばあんたが私の前に現れてからろくなことないのよ!」
私
「私は何も…」
義母
「『私は何もしてない』とでも言いたいわけ?笑わせないでちょうだい。大事な息子を私から奪って、さらにはあんたの血を継いだ孫まで作って…!挙句の果てには面倒臭い孫の世話まで押し付けて…。私はね、あんたたち母娘が目障りでどうしようもないのよ!あんたたちの存在自体が迷惑なのよ!!」
私
「……」
義母
「あら、図星すぎて言葉も出ないの?(笑)」
ショックだった。
まさかここまで義母から嫌われていたなんて思いもしなかったから…。
でもこれ以上ここにいるわけにはいかない、一刻も早く夫を追いかけなければ…。
そう思い、娘を連れて家を出ようとした。
義母
「あんたたちから出て行ってくれるなら私も気が楽だわ〜!こういう機会、実は少し伺ってたのよね〜(笑)本当せいせいするわ!」
義母はこれまでずっと抱えてきた私たち母娘に対しての不満をこれでもかとぶつけた。
娘はそんな義母を気にしているようだったが、私は構わず娘と一緒に圭くんのお家へ急いだ。