旦那は私の質問には答えず、「とにかく無事でよかった」をひたすら繰り返した。
そんな態度にますます不信を募らせた私は、思わず本音を口にした。
私
「まさか、浮◯とかじゃないよね。私がこんな大変なときに……!」
旦那
「なに言ってるんだよ!そんなわけないだろ!」
私
「じゃあ一体、毎日どこで何してるの?どうして嘘つくのよ?!」
旦那
「落ち着けって。興奮するとお腹の子にも良くないだろ。あと、お前が入院している間、お袋に同居してもらうことにしたから」
私
「は……?どういうこと?なんでそんな、相談もなく」
旦那
「だって仕方ないだろ?俺も毎日早く帰ってこれるわけじゃないし、その間、子どもをひとりにするわけにもいかないじゃないか」
私
「それにしたって、一言くらい相談してくれたって……」
旦那
「身体が大変なときくらい甘えればいいじゃないか。家族なんだから」
「毎日早く帰ってこれない」理由が知りたいのだけど、
もはやそれを追求する気力もなかった。
それに「家族」とは言っても、義母と私の間には分厚い壁がある。
私とは生活における価値観が真逆である義母が、我が家に住む。
そのことへの不安と旦那への不信が山のように膨れ上がり、
尚且つお腹の子への心配も尽きることなく、私はろくに眠れないまま夜を明かした。