高齢で若い頃からヘルニアだった義母は足腰の限界を迎え倒れてしまった。
義母のいる寝室へ夫と2人で向かうことに。
私
「お義母さん大丈夫かしら…」
夫
「…もう歳だからな。」
そんな会話をしながら義母のいる部屋へ行き中へ入ると、そこにはベッドに横たわる義母の姿があった。
夫
「お袋、来たぞ。」
義母
「あぁ…来たのかい」
私
「お義母さん、私も来ました。」
義母
「あら佳乃さんまで…、悪いわね…」
私
「いえ、気にしないでください。お義姉さんから連絡をもらった時は驚きました…」
義母
「こうやって話すことはできるんだけどね…。」
義母
「さっきお医者様に来てもらったけど、もう歩けないだろうって…。80前でこんなになっちゃったらそりゃそうよね…(笑)」
義母は笑いながらそう言っていたが、誰しも自分がもう歩けないと言われたら何歳になっても辛いものがあるだろう…。
少しの間義母とそんな会話をしていると、今から義姉に呼ばれた。
義姉
「ねーぇ!!ちょっとこっち来てー!」
私
「今行きます!!お義母さん、また来ますね。一旦失礼します。」
夫と一緒に居間へ戻り義姉夫婦の目の前に座った。
私
「どうかしましたか?」
義姉
「ちょっと話があるの。」
私
「なんでしょう?」
義姉
「お母さんのことなんだけど、これから介護が必要になると思ってる。」
私
「はあ…」
義姉
「私はもう嫁に出た立場だし、長男の嫁である佳乃ちゃんにお任せしようと思ってね!そう決めたからよろしく!」