夫
「話ってなんだ?」
私
「今日お義姉さんが言ってたことだけど…、私介護なんて無理よ…」
夫
「……」
私
「仕事だってあるし、まとまった時間はそう簡単に取れないわ。」
あの場では何も言わなかっただけで、2人きりであれば何か言ってくれるのではと期待していた。
しかし夫は・・・
夫
「別に姉さんが言ってることは間違ってないだろう。」
私
「え…?」
夫
「仕事で時間が取れないなら、辞めればいいだけのことじゃないか。」
私
「そんな…。あなたも私が介護した方がいいって思ってるの!?」
夫
「そりゃあな。長男の嫁であるお前がしないで誰がやるんだ。」
私
「でも!・・」
結局この日、話がまとまることはなく終わった。
私
(みんなして長男の嫁長男の嫁って…。)
1人モヤモヤしながらどうするべきが数日悩んでいた。
そんな時。
私
「…え!?お義父さんが怪我をした!?!?」
なんと、今度は義父が怪我をしてしまったと連絡が入ったのだ。
義姉
『そうなのー。だからまた実家に来てちょうだいね!』
私
(うそ…また…?)
こんなタイミングで岐阜まで怪我して、私はもう嫌な予感しかしなかった。
義実家へ招集がかかったことで、私は再び義実家へ向かうことにした。
私
「お待たせしました。」
居間へ行くとそこには前回同様義姉夫婦がいた。
でも夫の姿がない。
どうやら夫は仕事が忙しく抜け出せなかったようだ。
義姉
「こんな時に来ないなんてまったく…!」
私
「……。」