義両親の介護に加え、いつも通りの自宅の家事。
仕事をしている以上に大変で私は疲弊しきっていた。
そして少しでも義実家での介護が長引いてしまうと・・
夫
「飯が遅すぎるぞ!もっとしっかりこなせよ!」” “夫は自分の食事や洗濯など、自宅の家事が滞っていることに腹を立てるようにもなっていた。
私
「…すいません。」
内心ものすごく腹立っていたし、後先考えてなければ私でも言い返していただろう。
でも今ここで夫に感情的になったところで何にもならない、ただ無駄な体力を消耗するだけだ…。
そう思うと冷静になることができた。
介護が始まり2週間が経った頃。
子供たちが家に遊びに帰ってきた。
娘
「ママー!ただいま〜!」
私
「おかえり〜!あら、拓人も一緒だったのね!」
息子
「まぁ暇だったし。」
娘
「違うよ、私が誘ったから予定ずらしてくれたんだよ!ねぇ〜お兄ちゃん♪(笑)」
息子
「うるせぇな…。」
私
「ふふ、相変わらず仲良いのね(笑)」
私
「2人ともご飯はちゃんと食べてるの?何か心配なこととかない?」
娘
「私はお兄ちゃんが近くにいてくれてるから全然大丈夫〜!」
息子
「俺も特には。」
私
「そう、よかった。」
すると娘が何かを見透かすような目で言った。
娘
「ねぇ、ママ最近なんかあったの?」
私
「え、どうして?」
娘
「どうしてって、なんか無理してない?…さっきからママ、笑えてないよ?」
私
「な、何言ってるのよ…」
私は自分では笑っているように思っていたが、実際は作り笑いすら出来ずにいたのだ。