買い物を終えて帰宅し、インターンホンを鳴らすがなかなか出てこない義母。
私
「え、なんで出てこないの…?」
私は痺れを切らして家の前で叫んだ。
私
「お義母さーん!!!戻りました!!!ここを開けて下さーーい!!!」
やっぱり義母の返答はない。
もしかして娘と一緒にどこかへ行った…?
そう思った瞬間、家の中から娘の泣き声と思わしき声が聞こえてきた。
娘
「ぅあーーーーん!」
私
「美亜…!?」
娘の泣き声がかすかに聞こえた。
私はパニックになり、どこからか入れないか家の周りをぐるぐる見て回った。
しかしどこも鍵がかかっており、入るには家の窓を割るしかなかった…。
私
「やっぱりここしかないか…。」
唯一入れそうな場所は裏のリビングの大きな窓だったが、そこは鍵がかかっていた。
私
「割らないと入れない…。」
意を決して私は庭にあった大きめの石を窓の鍵部分に叩きつけた。
数回叩いたところで窓が割れ、なんとか家の中に入ることができた。
私
「よかった…、入れた。」
さっきまで娘と義母がいたリビングには誰もいなかった。
でも家のどこかから、娘の弱い泣き声が聞こえる。
私
「美亜…!お義母さん!!どこですか!?!?」
義母を呼びながら家の中を探し回ると、2階の自室に2人はいた。
私
「お義母さん!?なんで締め出すんですか!!美亜が泣いて…」
義母に声を上げているとさっきまで泣いていたはずの娘が白目を剥いて痙攣をしていた。