◎前回の話はこちら
明那さんの車についた傷が、
娘がつけたものだと言い張り挙句の果てには修理代として100万を請求されてしまった。
しかし、元々ついていた傷ではないか?と指摘すると、
明那さんの様子が明らかにおかしくなった。
明那
「私が自分で傷つけてあんたたちのせいにしてるって言いたいわけ!?
そ、そんなバカなこと誰がするって言うの!?」
夫
「…でも娘は妻と一緒にいましたし、少なくとも私たちじゃありませんよ。」
それでも引き下がることのしない明那さん…。
結局その後も20分くらい文句を言っていた。
明那
「…いい加減自分たちの罪を認めなさいよ!!
修理代を払ってもらうまで請求し続けるからね!!」
そう言うと明那さんはやっとその場から去っていった。
私
「はぁ…やっと帰った…。ここまでしつこいとは思わなかった…」
夫
「ここまでくると恐ろしいな…。よし、明日警察に相談しよう。
これまで勝手にガレージを使われた挙句、車に傷がついたから弁償しろなんて…。
さすがにどうしていいかわからないし。」
私
「そうだよね…」
その日はもう遅くなったため、翌日警察に相談してみることにした。
警察
「…身に覚えのないものに100万請求された…ですか」
夫
「はい…。勝手にうちのガレージに駐車して、
車の傷を娘のせいにされてしまって、それで請求を…」
警察
「うーん…。玄関などに防犯カメラってつけてないですか?」
夫
「…いえ、そういうのはつけていません…」
警察
「防犯カメラがあれば一目瞭然なんですけど…。
この場合旦那さんたちが傷をつけてない証拠もなければ、
車の持ち主が嘘をついているという証拠もありませんし…」
警察
「車の持ち主が言うように、自宅に車があって傷がついたのなら
ガレージの持ち主である旦那さんたちの責任になると思いますよ」
私
「そんな…!」
警察
「勝手に停められていたのが初めてじゃないなら、
最初の時点でもっと防犯面を機にするべきでしたね」
警察の人はそれ以上取り合ってくれず…。
私たちはそのまま帰宅した。
私
「全然取り合ってくれなかったね…」
夫
「うん…。でも確かに警察の人の言う通りだな。
最初の時点でもっとちゃんとしてればこうにはならなかったかもしれない…。」
私たちは後悔しながら帰路につき、その後の明那さんへの対処方法を考えていた。
その2日後。
誰かが玄関ドアを激しく叩いてきた。
私
「え…何!?!?」
慌ててモニターを確認すると、そこには初めてみる人が立っていた…