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【No.8】新築マイホームのガレージに勝手に車を停めるママ友
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私
「私はそういうつもりで言ったんじゃないです!何というか…致し方なくというか…」
明那
「は?じゃあそれって嘘ついたってこと?
上辺だけでそんなこと言うとかありえないんですけど〜(笑...
明那さん宅まで行き話をした翌日も、明那さんは懲りずにガレージに車を停めていた。
そしてその日の夕方、明那さんが車を取りに来た。
夫
「あ…来たんじゃないか?」
その時だった。
家のインターンホンが鳴った。
モニターを見るとそこには明那さんの姿が映っていた。
私
「…はい」
明那
『ちょっと!!!早く出てきて!!!」
ものすごい形相でキレている明那さん。
娘には部屋で遊んでてもらい、私たち夫婦で玄関先へと急いだ。
私
「明那さん!!また停めたんですか!?」
明那
「だったら何なの!?それより見なさいよこれ!!」
そう言って見せられたもの、それはバンパーの傷だった。
明那
「これどうしてくれるの!?」
私
「え…?どうしてくれるのって…」
明那
「さっきまでついてなかった傷なの!!
車を取りに来たらこの傷がついてた!あんたんちの子供がやったんでしょ!?」
私
「言いがかりはやめてください!
娘は今日私たちと一緒に家にいました!車に傷をつけられるわけないでしょう!?」
明那
「私に文句言うくらいなんだから、子供を使って嫌がらせしてるに決まってる!!
この車高いんだから!!修理代として100万、弁償してもらうからね!」
私
「え…100万!?」
夫
「いや…それはいくら何でも…」
明那
「まさか払わないとか言わないよね!?
ここのガレージで起きたことは全部そっちの責任でしょ!?
問答無用で払いなさいよね!」
私
「失礼ですけど…、それって元々ついてたわけじゃないんですか…?」
明那
「は…!?
わ、私が自分で傷つけてあんたたちのせいにしてるって言いたいわけ!?」
明らかに動揺している…。
明那さんのその様子で私たちは確信した。