放置子

【No.5】毎日マイホームに来る放置子

放置子

◎前回の話はこちら

【No.4】毎日マイホームに来る放置子
◎前回の話はこちら その後、嫌な予感が的中した。 平日の放課後毎日、週末は朝の8時過ぎからケンくんにチャイムを鳴らされる。 せっかくのマイホームで家族団らんを楽しもうと思っていても、ケンくんに 「...

家に上がり込むなり、
ケンくんが開口一番わけのわからないことを言い出した。

ケンくん
「ママが、
 今度からどこかにお出かけする時は俺も連れて行って大丈夫です、
 って。
 知らない人じゃなくて友達だからこちらは問題ありません、
 て伝えておいてって!」





「は……?
 それ、ケンくんのママが私にそう言えって言ってたの?」

ケンくん
「うん、そうだよ。
 だから今度は俺も連れて行ってね」

この台詞がケンくんの作り話という可能性もある。

でも、もし本当ならいい加減にしてほしい。




私のこの言葉に、
急にケンくんはうろたえた様子を見せた。

ケンくん
「ママは、あの、お仕事!
 お仕事が忙しいから……夜まで帰ってこないから」


「構わないわ。
 夜になったら改めてお伺いするから。お家を教えてほしいの」




ケンくん
「お家、教えちゃだめって……言われてるから。
 だから……」


「どうして?毎日あなたは家に遊びに来ているじゃない。
 それなのにあなたの家を知らないままじゃ、何かあった時に困るわ。
 教えてもらえないのなら、もう我が家で遊ばせるわけにはいかないよ」

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