私は篠宮ありさ。
夫・裕也と、娘・かりんの3人家族だ。
私たちは共働きということもあって、娘は毎日保育園へ行っている。
私
「さ、今日も保育園行こうねー!」
娘
「うん!行こう行こう♪」
娘は3歳。
会話が成り立つくらいまで成長し、おしゃべりと保育園が大好きっ子(笑)
私
「今日は何して遊ぶのー?」
娘
「うーんとね、今日はね、カナちゃんとおままごとするのー!!」
私
「そっかー!じゃあかりんはお母さん役とか?」
娘
「ううん、かりんは花。」
私
「え、花!?(笑)どういうこと(笑)」
何とも面白い娘(笑)
夫
「じゃあ俺先に出るわ!かりん、行ってくるなー!」
娘
「いってらっしゃーい!」
夫を先に見送り、その後で私たちも出発。
毎朝こんな感じ。
私
「よーし到着〜!じゃあまた迎えに来るからね!お友達と仲良くするのよ?」
娘
「はーい!バイバーイ♪」
先生に娘を託し、私も仕事場へ向かった。
私はパートで事務をしている。
ありがたいことに、ここのパート先はママさんばかりであるためか、急な子供の体調不良にも理解がある。
私
(よし、今日も頑張るぞ!…うっ気持ち悪い…)
さっきまで何ともなかったのに、急に吐き気を催してしまいその場にうずくまった。
この感じ、どこかで感じたことある…。
私
「…これってもしかして」
思い当たる節があった私は、パート先へ向かう前に近くの薬局で検査薬を購入した。
いつもより早めにパート先へ到着し、トイレに駆け込みすぐに試した。
私
「…うそ、できてる…!」”
そこには赤い線がくっきりと浮かび上がっていた。
実はずっと2人目を望んでいた私たち。
元々妊娠しにくい体だったこともあり半分諦めていたが、奇跡的に妊娠できたのだ。
私はすぐに夫へ連絡を入れた。
するとすぐに返信が入った。
夫
『おめでとう!男の子かな?女の子かな?(笑)今日は休憩中に子供服買おうかな!』
私
(…ふふ(笑)まだ早いってば(笑))
夫はものすごく喜んでいるようで私は安心しきっていた。
この時までは…。