2人目妊娠中 

【No.16】2人目妊娠中に旦那の◯倫発覚

義実家へ入ると、そこには何も知らない義両親がおもてなししてくれた。

義父は2人目の孫をとても楽しみにしていて、ラトルセットをプレゼントしてくれた。

義父
「いやーかなり先走っちゃって申し訳ない!でもこれなら男の子でも女の子でも使えるかなって思って…!」


「はあ…(笑)ありがとうございます。」

義父
「あれ、今日はかりんちゃんは?連れてこなかったの?」


「あぁ…実は今日はお友達と遊ぶ約束をしていたんです。そのお母さんが気晴らしにって1人時間をくれて…。」

義母
「あらそうなの?まぁたまにはそういうのも必要よね!もう少しで食べれるからね!」


「…あのお義母さん。」

私は思い切ってキッチンにいた義母に声をかけた。

義母
「ん?どうかした?」


「あの…実は今日はお義母さんたちにお話があってきたんです。」

義母
「え?話?」


「申し訳ないですが、先に話を聞いてくれませんか?」

義母
「まぁ…それは構わないけど…。それじゃ向こうで聞きましょうか。」

義母はリビングへ戻り椅子に座り、義父にも椅子に座るよう促した。

少し離れた場所には義妹もいたが、まさかこれから自分の◯倫話をされるだなんて思いもしない義妹は呑気にテレビを見ていた。


「…静香ちゃん。あなたもぜひ一緒に聞いてほしいから、一緒に座ってくれる?」

義妹
「え、私も?なんでー?」


「いいから、お願い。」

義母
「静香、こっちきなさい。」

義母に促され渋々同じ場所に座ってくれた。

義母
「それで?話って何かしら?」

私は一度深呼吸をして、話し始めた。


「…まず、結論から言います。現在裕也さんは◯倫しています。」

義母
「…え?ちょ…いきなり何言い出すの!?」

義父
「どういうことなんだ!?!?」

義妹
「……。」

想像通りの反応だった。

義妹の目はものすごく泳いでいて、明らかに動揺しているのがわかった。


「私がこのことを知ったのはこの子を妊娠してからでしたので、そんなに時間は経っていません。最初は裕也さんの過ちを水に流し再構築を考えていました。◯倫相手との会話を聞くまでは…」

義母
「え…?」

義父
「い、一体何を聞いたっていうんだ!?」

私は持ってきた音声データをテーブルに置き、その場で流した。

そこには、あの日夜な夜な2人で電話をしていた時の様子が入っていた。

話は夫の声のみだが、ご丁寧に義妹の名前も出していたことですぐに◯倫相手が義妹であるということがわかった。

そして、今お腹にいる子も、この◯倫を続けるための道具でしかなかったことも…。

全てを聞いた義両親は顔を真っ赤にさせて震えていた…。

義父
「お、お前は…とんでもないことをしてくれたな…。」

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