ドライブレコーダー記録

【No.17】ドライブレコーダーに残された生々しい記録

ドライブレコーダー記録

◎前回の話はこちら

【No.16】ドライブレコーダーに残された生々しい記録
◎前回の話はこちら 私 「今日はお集まりいただきましてありがとうございます。」 義母 「それで?話って何かしら?」 父・母 「……。」 私 「…実は司さん、  現在進行形で不倫をして...

夫の不倫相手が、
娘の通う幼稚園の担任の先生だと知った義両親たち。

その時、何も知らない夫が帰宅した。

玄関にある見慣れない靴たちを見て慌ててやってきた夫。


「亜美!?ちょ、どうしたの急に!?誰が…」

目の前には泣き崩れる母と、
怒りをなんとか抑えていた父。

顔面蒼白の義両親の姿やテーブルに並べていた
不倫証拠の数々を目の当たりにした夫は、
静かに震え始めその場でへたり込んでしまった。





「な、なんだよ…これ…」

もう私は自分の気持ちに蓋をせず、
言いたいことを言うようにした。


「『なんだよこれ』?…それはこっちのセリフだよ。
 あなた、仕事を辞めて毎日この女と何してるの?」

義母
「え…?それどういうことなの…!?」


「言い忘れてましたが司さん、仕事辞めてたみたいですよ。
 ある時私が司さんに用があったので連絡を入れたんですが、
 一向に返信がなくて。
 困ったので会社に直接連絡を入れてみたら
 『先週退社しましたけど…』って言われたんです。」

義母
「そ、そんな…。司、嘘よね!?」


「そ、それは…」





「まさか、
 私が言ってることが嘘だとは言わないよね?」


「…仕事辞めた。」

あっさり夫は仕事を辞めていたことを認めた。

実は坂口さんが調べてくれた、
夫が仕事を辞めているという情報。

さすがにそれだけは辞めているという証拠がなかったため、
信用できなかった。

そこで私は会社に直接
「急用だから夫に繋いでほしい」
と頼むと既に退社済みだと教えてくれたのだった。


「それを隠してあなたは娘の担任とそういう関係にあったんでしょ?
 私が気づいてないって思って、2人でバカみたいに盛り上がってたんだね。」




義父
「なんてことしたんだお前は…。」

義父は頭を抱えて椅子に座った。


「いつからなの…?」


「…6月からです」


「入園してそんな経ってないじゃない…。
 ほんとになんてこと…」

事実確認を進めていると、
夫は突然とんでもないことを言い出した。

タイトルとURLをコピーしました