◎前回の話はこちら
夫に離婚を突きつけた翌日。
役所へ離婚届を出しに行き、無事に受理された。
元夫へ受理された旨を報告すると、
『わかりました。
慰謝料と養育費の件は書面の通り支払います。』
と返信があった。
私
「…よかった。
これでこっちの方はOKね。次は先生だ…。」
本当なら離婚の話し合いのあの時、
当事者として先生もその場に呼んで
話し合いをするべきだったんだろう。
でもあの時先生を呼ばなかったのには理由があった…。
それは、
先生にとって最悪の展開を既に頭で描いていたから…。
それを実現するためにはあの時は呼ぶべきではないと判断したのだ。
数日後。
私は娘を連れて実家へ戻っていたため、
幼稚園はお休みしていた。
そして園長宛にある話をするために電話をかけた。
私
「もしもし、私ももぐみ・本村菜子の母です。
園長先生いらっしゃいますか?」
園長
「あ、本村さんおはようございます、
園長でございます。」
私
「おはようございます。
朝からすみません、園長先生にお願いがあるのですが…」
私は園長に、後日先生も含め、
話したいことがある旨を伝えた。
園長
「佐久間先生も?いいですけど…。
もしかして何かありました!?」
私
「園長先生に聞いてほしい話なんです。
詳しいことはお電話では話せませんので、直接でお願いします。
佐久間先生にも何も聞かずにお願いします…。」
そして翌日園児たちが帰宅してから、
園長と先生、私の3人が事務室に集まった。
先に私が教室で待機。
そこへあとから園長と先生が入ってくる形だった。
園長
「失礼します、お待たせしました。」
佐久間
「失礼します…って…え…!?
も、本村さん…!?」
私
「こんにちは。」
佐久間
「え、園長先生…!?
本村さんが来てるとか何も言ってなかったですよね…?」
私
「私がそうお願いしたんです。」
佐久間
「え…?」
園長
「本村さんからお話がありますから、
始めましょう。」
佐久間
「は、話って…?なんでしょうか…」
先生はビクビクしながら小さい声で聞いてきた。
いよいよここから反撃開始となる。