◎前回の話はこちら
説明会の時に気になっていた容姿端麗な先生が、
今年から娘の担任の先生になった。
佐久間
「ではこちらへどうぞ。面談を開始いたしますね!」
面談中、先生はとても感じが良く、
娘の細かいところまで気にかけてくれる様子に、
次第に私も心を開くようになっていった。
そして面談自体は15〜20分くらいで終了。
佐久間
「…はい、ではこれで面談を終了いたします。
何かございますか?」
私
「いえ、大丈夫です。」
佐久間
「わかりました。
もし不明点がありましたらお電話いただければ対応いたしますので、
これからよろしくお願いいたします!」
面談を終え、帰宅した。
私
(若い先生だけど、感じ良さそうな人でほんとよかった〜!)
それから2ヶ月後。
今度は父親参観日のイベントがあった。
私
「父親参観日の日は子供とお父さんだけで登園するみたい!
大丈夫そう?(笑)」
夫
「いやー緊張するなぁ(笑)」
私
「そうだよね、
だって司にとって菜子と初めての登園だもんね(笑)」
夫
「そうそう、いやー頑張ろ!!」
父親参観日では、親子で創作をするというもの。
これまで家でたくさん娘と作ってきた夫なら大丈夫だろう、
と当日は笑顔で見送った。
そして数時間後、夫と共に帰宅した娘。
手には作った創作物が握られていた。
私
「おかえりー!!パパと何作ったの?」
娘
「帽子作ったのー!!」
見せてくれた帽子は麦わら帽子で、夫とお絵描きをしたらしい。
上手に描けていたその帽子を、娘は大事に抱きしめていた。
私
「どう?楽しかった?」
夫
「うん、菜子もずっと笑顔だったから俺も安心したよ(笑)」
私
「そう、よかった!」
父親として初めてのイベントに終始ドキドキしていたようだが、
夫も楽しめた様子だった。
しかしそれからというもの、園の行事がある度、
夫が率先して行くよ言い出すようになった。
夫
「あ、来週の保護者会、俺が行くよ!」
私
「え、そうなの?でも仕事でしょ?」
夫
「仕事は半休取れて昼過ぎには帰れるから、
保護者会行けるよ!」
私
「そうなの…?
でも、私が行けるから無理して半休取らなくても…」
夫
「大丈夫だって!
この前の父親参観日からなんか俺にもできることしたいなって思ったんだよ!」