寝落ちした夫の携帯から、過去の女性関係で問題があったこと、そして親友と不倫関係にあったことが発覚してしまった…。
一睡もできなかった私は、リビングで一晩を過ごした。
息子
「何してんの」
私
「あ、健太。おはよう。
私
「ちょっとお母さん眠れなくて…(笑)あ、今ご飯用意するからね。」
息子
「…いらない」
私
「え…ちょっと…」
久しぶりに声をかけてくれたと思ったら塩対応な息子。
夫
「あれ…早いね」
私
「……」
次に夫が起きてきた。
昨日の件で勝手に気まずくなってしまう…。
夫
「陽子?どうかしたのか?」
私
「…汗かいたからお風呂入ってくる」
夫
「?あぁ…わかった」
私
(気持ち悪い気持ち悪い…!!!)
夫の声を聞くと同時に親友の顔が頭に浮かんでしまい、夫のことを直視できなかった。
私
(でも逃げてちゃダメだ…。これはちゃんと話し合わなきゃダメ。)
自分に言い聞かせ、お風呂を後にして夫の元へ向かった。
リビングへ行くとソファーに腰掛けテレビを見ている夫。
私は勇気を出して話をすることにした。
私
「ねぇ裕二。ちょっといい?」
夫
「うん、なに?」
私
「話があるからこっちきて座って。」
夫
「おう、わかった。」
夫が椅子に座りすぐに私は問いただした。
私
「ねぇ、携帯見せて」
夫
「は…?何いきなり。」
私
「携帯の中身を見たいの、見せて?」
夫
「ちょっと何言ってるかわかんない」
いや、ギャグかよ…
私
「意味わかんなくないでしょ(笑)それとも何?見せれない理由とかあるの?」
夫
「い、いきなり見せろとか言われてもプライバシーの侵害だ!!見たい理由を言ってみろよ!今まで見せてとか言ったことないくせに!」