◎前回の話はこちら
困っていた人を助けた私に対して行き過ぎた感情を持った夫は、
義母とそのことを共有した。
それを聞いた義母は、
引きこもりだった息子が生きがいを見つけたことで、
その生きがいを手放さないよう加担していたという。
全てを知った私は
もう2人の話をこれ以上聞けるメンタルがなかった…。
私
「…もういいです。
これ以上は私だけで話を進められません…。
弁護士にお願いして離婚の手続きを取るようにしてもらいますので」
義母
「弁護士!?!?
ちょっと待ちなさい…!!」
義母が止めに入るのを振り払って
私は義実家を出た。
そのまま香織の家に戻り、
すぐに弁護士の友達を紹介してもらうことにした。
香織
「何なのその親!
息子のストーカーに加担してたってわけ!?
まじありえないわ」
私
「もう私だけじゃどうにもならないから、
友達の弁護士さん紹介してくれる?」
香織
「了解、
すぐに連絡取るからちょっと待っててね」
香織が連絡を取ってくれた直後、
私の携帯に電話がかかってきた。
江田
『初めまして、たった今香織から依頼を受けました。
私江田と申します』
物腰柔らかい女性の方で安心した。
江田さんとの電話で、
結婚した相手が実はストーカーだったという話から、
義母もそれに加担していたこと、
一刻も早く離婚をしたいことを相談した。
江田
『…承知しました。
ではこのお電話にて依頼を進めさせていただきますね』
私
「お願いします。
報酬は慰謝料からお支払いしますので…」
江田
『はい、問題ありませんよ。
ではこれから必要な書類等も作成させていただきます。
数日でご連絡できると思うのでお待ちください』
それから程なくして江田さんから、
必要書類が完成したと連絡があった。