◎前回の話はこちら
幸か不幸か、
建物には傷がついたが、
義母は逮捕されたと連絡があった。
そして釈放をされても、
私に近づかないよう接近禁止令の手続きも
行うようにしてもらった。
私
「ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした…
こうやって防犯カメラを多く取り付けてくれていたから
捕まえることができました。本当にありがとうございました」
大家
「全然いいのよ〜!
何かあったんだと思ってはいたけどまさかここまでとはね…。
犯人が捕まってくれて何よりよ!」
大家さんの明るさに助けられた。
元夫と義母が逮捕されてからは
本当に毎日が平穏で、笑顔になる時間が増えた。
香織
「真奈〜来たよー!」
私
「いらっしゃい!」
今日は香織がうちに来る日。
両手いっぱいにお菓子やつまみ、
お酒など持ってきてくれた。
私
「うわ、
こんないっぱい食べられないでしょ(笑)」
香織
「真奈なら一瞬でしょ(笑)」
一連の出来事を香織に話した。
香織
「そっか…大変だったね。
でも捕まってまじでよかった!
これで本当に終わりだよね!?」
私
「うん!だってもうああいう変な気配とかないし、
お隣に大家さんもいるから毎日気にかけてくれるし、
本当に楽しいの!」
香織
「そっかそっか〜!
ようやく解放されたね。
真奈に笑顔が戻って本当よかったよ」
私
「たくさん迷惑かけちゃってごめんね」
香織
「何言ってんの(笑)
これからもっと楽しいことたくさん待ってるんだから、
もう謝るのはなしだよ!」
私
「うん…そうだね!」
私たちには明るい日常が戻った。
現在も元夫と義母は逮捕されている。
どうかその間に自分たちがした罪を償って、
今度こそ改心してほしい、
そしてもっと良い形で幸せになってほしい、
そう願うばかりだ…。