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【No.4】結婚した夫は私のストーカーでした…
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結局交番に行ったものの、
パトロール強化しか頼むことができなかった。
香織
「ったくあのおじさん使えないんだから」
私
「でも確かに、
封筒が入ってただけで私に害はないから...
家の中に入った瞬間、着信が入った。
表示は『非通知』
なぜこのタイミングなのか…。
激しい動悸を感じながら電話を無視した。
しかし・・
私
「…ちょっと、
どうして何回もかけてくるの…!」
何度無視をしても、
電話が切れればすぐにまたかけてくる…。
電話に出るまでかけ続けるつもりなのか。
私
「非通知だしここまでしつこいって、
あのストーカーってことだよね…。
無視したって効果ないの…?」
出るべきかどうか迷っている間の着信音に
急かされた気持ちになり、結局その電話に出てしまった。
ストーカー
「あ、真奈ちゃん?
やっと出てくれたね。
今帰ってきたんだよね、おかえり」
私
「あ…あなた一体何なんですか…!?
どうして私の電話番号知ってるの!?」
ストーカー
「それは真奈ちゃんが大好きだからだよ。
僕はいつでも君のことを想っているし、
君のことは何でも知ってるんだから」
私
「……」
怖くなってもう何も言えなくなってしまった。
それから何を言われたかはもう覚えていない…。
その日を境にストーカーから手紙だけでなく、
起床時や出勤、帰宅時など、
私の行動を見透かしているように、
絶妙なタイミングで電話が来るようになった。
そんな日が1週間ほど続いたある日、
通勤電車で痴漢に遭ってしまった…。
怖くて声もだせず、
耐え凌ぐしかないと思っていた時、
耳元であのストーカーの声がした。
「やっぱり真奈ちゃんはいい体してるね〜」
怖くて目を瞑り、
次の駅で途中下車することにした。
??
「大丈夫ですか…!?」
私
「え…」
降りた直後に声をかけられ、
振り向くとそこにはスーツ姿の男性が
心配そうに声をかけてくれた。
それが今の夫・聡だった。