◎前回の話はこちら
【No.7】結婚した夫は私のストーカーでした…
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夫
「いや…お礼だなんてそんな。
僕は特に何もしていませんから…」
私
「そんなことないです。
声をかけてくださって、話まで聞いてくれて、
私も心が少し救われました…。
後...
私
「聡が…?
まさかそんな…」
香織
「だってさ、おかしいよね?
仮に旦那さんがストーカーだとして考えると、
辻褄合わない?私たちしか知り得ないことを
どうやって知るっていうの?」
香織
「盗聴とか盗撮とか、
それこそ携帯を同期してれば、
LINEのやり取りなんて一瞬でわかるじゃん」
私
「だけど…!
聡がそんなことする人には思えないよ!」
香織
「…悪いけど私はそうは思えない。
当時の真奈の話を聞いて思った。」
だって旦那さんと出会ってから
ピタリとストーカー被害が止まったんでしょ?
あれだけ毎日のように手紙や電話があったっていうのに…。
それに、あれだけのことしてた奴なら
男の影がしたら余計にヒートアップしそうじゃん。」
確かに香織の言う通りだ。
もし仮に夫があの時のストーカーなら…
そう思うと、
これまでのことも納得いくかもしれない。
それに携帯を同期してるなら
今日のことだって…
私
「どうしよう…怖くなってきた…」
香織
「…ねぇ携帯かして」
そう言って香織は私の携帯を操作し始めた。
香織
「LINEがどうなってるかだけ確認してみよう」
香織にお願いして確認してもらうと・・
香織
「…やってるね、ログイン」
私
「え、それって…」
香織
「真奈の携帯以外でログインされてる。
これ気づかなかったの?」
私
「うん…
そういうのは他の通知に埋もれて気づかなかった…」
香織
「あとこれも調べとこう」
そう言って香織は携帯の端末自体が
他のデバイスでログインされているかどうかまで調べてくれた。
香織
「やっぱり…」
見せてくれた画面には、
夫の携帯からログインされているとわかる内容が
書かれてあった…。