年収3000万夫

【No.8】年収3000万エリート夫、実はパ○活大好き人間だった

年収3000万夫

深夜に突然鳴った夫の携帯。

それは知らない女性の名前からだった。

不審に思った私は夫の携帯のロックを外してしまった。


(開けたは良いけど見ちゃダメよね…。だけどなんだか嫌な予感がする…)

隣を見ると気持ちよさそうに寝ている夫。

この人が何か私に隠し事でもしてるのか…?

一度嫌なことを考えるとどんどんそっちの方向へ考えが向かってしまう…。


(…たかが女性と連絡取ってるだけでこんなこと考えるのもおかしいか…。)


(…いや、だけど大ちゃんはあまり女性の話はしないし、友達も少ないはず。それがこんな時間に連絡が来るってやっぱり怪しいよね…?)

そうやって何度も自問自答を繰り返し、ようやく決心した。


(よし、中を見よう。それで何かがあっても、その時に決めればいいよね…。)

意を決して私は携帯の中身を確認することにした。

まずは気になっているLINE。

LINE自体ロックはかかっておらず、すぐに開くことができた。


(さっき来てたのはこれか、…ん!?)

通知に来ていた名前は『ハナ』。

一番上にあったためすぐにその名前は見つけられたが、気になったのはその下のトーク一覧だった。


(ど、どういうことこれ…。なんでこんなにたくさん女性の名前が!?)

ハナの下にはたくさんの女性の名前のトークが並んでいたのだ。

その中には見覚えのある、会社の方の名前もちらほらあったが…。

会社の方以外の女性の名前の前に、♡マークがついていた。


(何この♡…。会社の人たちにはついてない…、ってことはこの♡の人たちと何かあるんじゃ…)

恐る恐るまずはハナのトークを開いてみることにした。

そこには目を疑う内容が書いてあった…。

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