羽山さんの前向きな言葉に支えられた私は、さっきよりも自信がついたような気がした。
私
「…わかりました。ぜひよろしくお願いいたします…!!」
羽山
「はい!…ではもう一度、詳しくお話をお聞かせください。」
それから羽山さんと何度か話を重ね、必要な情報は全て話した。
羽山
「…ありがとうございます。これでほぼ内容は埋まりました。ですが、もう少し確固たる証拠が欲しいですね…」
私
「証拠ですか…。こういうLINEの画面とかではダメなんですか?」
羽山
「一見こういうスクショ画面でいけると思われがちですが、あくまでもこれは画面上でのやりとりであって、動的な証拠ではないので証拠として受理されにくいです。それこそ例えば不○をしている動画や音声などが一番有効です。」
私
「動画と音声…」
羽山
「一度旦那様にこの件を詰めているということでしたので、仮に旦那様が今の時点で反省をして同じような行動を起こさなければ証拠を得るのは難しいかもしれませんが…。現在の旦那様の様子はいかがでしょうか…?」
私
「話をしたその日からすれ違いというか、顔を合わせないようにしてきました。」
私
「話をしたときはひたすら謝って反省しているようでしたが、今パパ活をしているかどうかはわかりません…」
羽山
「そうですか…。一応離婚に向けての必要な書類等はこちらで用意いたしますので、奥様はそれまで旦那様の様子を伺っておいてください。」
私
「わかりました。何かあれば連絡して良いですか?」
羽山
「もちろんです!お待ちしております。」
羽山さんと別れ、帰路についた。
私
(大ちゃんが今もまだパ○活してるとは思えないけど…)
私
(だけどこのままだと証拠が得られないんじゃ、万が一揉めた時に色々と不安だな…。よし、もう一度携帯を見よう。)
私はもう一度夫の携帯をチェックしようと考えた。
その日の夜。
私
(寝てる寝てる…。今のうちに…)
この一件で寝室も分けるようになった私たち。
深夜2時頃に寝室を覗くと夫はぐっすりと寝ていた。
夫の携帯を手に取ると相変わらずパスコードは0000。
私
(あんなことあったら普通変えそうだけどな…)