夫
「離婚!?どうして急に…!?」
私
「どうしてって、それは自分が一番よくわかってるでしょ?」
夫
「…俺がパ○活してたってこと?それは反省してるしもうしてないから!!」
私
「もうしてない?それ本当に?」
夫
「ほ、本当に決まってるだろ!俺が嘘なんかつくわけないじゃないか!」
変な汗をかきながらそう言う夫の目の前に、先日撮れた映像を夫に見せた。
私
「これを見てもそう言えるわけ?」
夫
「こ…これは…!!!盗撮したのか!?」
私
「そんなのどうでもいいわ。平気で嘘つけるまで腐った人間になったの?」
夫
「プ、プライバシーの侵害だ!!」
私
「うるさいよ、カイト寝てるんだから静かにして。てかどの口が言うの。疑われるようなことする自分が悪いんでしょ。」
夫
「…うるさいんだよ」
私
「は?」
夫
「うるさいんだよさっきから!俺がこうなったのは誰のせいだと思ってるんだ!」
私
「…何言ってるの?」
夫
「お前…つまらないんだよ!」
夫
「体も弱いし家にいるだけで、毎日毎日同じような会話しかできない。そんな家退屈に決まってるだろ!!だから他の女性に癒されて何が悪いんだ!!」
私
「そうやって強気に出れば私が怯むと思った?」
そう言って私はボイスレコーダーを流した。
私
「この時ハナに言ってた通りにしてるってことでいいのかな?でも残念。私には全く響かないし無意味ね。」
夫
「え…っとそれは…」
私
「私のことそう思ってたなら早く言ったらよかったのにね。」
私
「ここまで陰で馬鹿にされるとは思わなかったし、あんたがそういう人間だとも思わなかった。本当にもうこれ以上は無理。今すぐ終わりにしよう。これも目に通してね。」
そう言ってテーブルの上に全ての書類を置いた。