年収3000万夫

【No.4】年収3000万エリート夫、実はパ○活大好き人間だった

年収3000万夫


「これが赤ちゃん…。」

医師
「それとこれが心拍ね。…よく動いてるわよ〜!」


「すごい、元気…」

妊娠6週目で受診したため、その日に心拍も確認が取れた。

内診が終わり診察室へ戻ると、医師から『母子手帳をもらってきてね』と指示を受けた。

病院帰りにそのまま役所へ母子手帳をもらいに行くことにした。


(無事受け取れた…!これが母子手帳かぁ…。)
真新しい母子手帳をしばらく眺めてから帰宅した。

その日の夜。


「ただいま〜!」


「おかえり大ちゃん!」


「お、どうしたの?なんか嬉しそう(笑)」


「え、わかる!?」


「わかるよそりゃ(笑)何かあったの?」


「うん!とりあえずここ座ってよ!」


「はいはい(笑)」

夫と並ぶようにソファーに座り、今日のエコー写真と母子手帳を一気に見せた。


「はい、これ!!」


「え…、これって…うそ!?!?」


「今妊娠6週目だって…!」


「桃ちゃん…!!ありがとう!!」

夫はそう言うと私を抱きしめて喜んでくれた。


「…もしかして大ちゃん泣いてるの!?(笑)」


「だって嬉しいんだもん〜(泣)」


(こんなに涙脆いとは思わなかった(笑))

意外な一面を見ながらも、妊娠をここまで喜んでくれると私も目頭が熱くなる。


「俺、もっと頑張るから!桃ちゃんは無理しないように…ね!」


「うん、ありがとう。大ちゃん、ちょっと相談なんだけどさ…」


「ん?どうした?」


「あの…、私仕事を辞めようかなって思ってて…」

タイトルとURLをコピーしました