息子の見覚えないあざに対し義母は逆ギレ。
義母
「私に会う度にあざが増えてるって…、そんなの偶然か何かでしょ!?翔太くん本人が転んだとかぶつけたとか言ってるならそうじゃないの!?」
私
「それが分からないからお義母さんに聞いてるんですよ!ほら、ここ見てください、こんなところどうぶつけたり転んだらこんな大きなあざができるんですか!?」
義母
「…っ!!もう、話にならないわ!せっかく良かれと思って見たくもない子守をしてあげてたのに、こんな虐待扱いされちゃ私だって気分良くない!!シングルのくせに結婚なんて、とんだアバズレだこと!!」
私
「な…、アバズレ!?」
思い返せばこの頃からおかしいと思っていた…。
普段から息子を人間扱いしないというか…、
汚いものを扱うように接していたような人間が、急に掌を返したように息子の面倒を見るなんて…。
私
(最初は私たちとしっかり向き合ってくれるんだろうってお義母さんのこと見直してた、そんなこともあった…。そんなお義母さんが犯人だと思うと、もうそうとしか思えない…)
昔を思い出しながら義母を見た。
義母はキツく私を睨み返しとんでもないことを口にした。
義母
「はっ(笑)なんだよその目は!!息子は初婚なのに、あんたがコブ付きで再婚だからバチが当たったんだよ!あんなクソガキいないだけマシじゃないか!あんただってその方がせいせいするだろ!?ただでさえ育児は大変なのにアレルギー持ちでなおさらお荷物じゃないかあんなガキ!!」
私
「なんですって…!?よくもそんなこと言えますね!!」
仮にも今は犯人探しの真っ最中だ。
そんな中で自分が犯人だと匂わせるような発言をした義母の神経がわからない…。
義母
「あぁ、ごめんなさいねつい本音が…(笑)」
参加者
「…もしかして義母さんが!?」
参加者もざわつき始めた。
義母
「あらやだちょっと皆さん?私じゃありませんよ?(笑)ただ息子のことを思ったら、この子が不憫でならなくて、つい本音が出てしまって…(笑)だってそうでしょう?誰だって自分の可愛い子供が初婚なのに、その相手がバツイチ子持ちだったら…。きっと私と同じ気持ちじゃありませんの?(笑)」” “その言葉で会場は一瞬静まり返った。
義母
「ほら、ね!?みんな表向きは良いように言っても、実際胸の内はそういうことなのよ!(笑)」
私
「……」
腹立ちとショックで手が震えた。
義母
「それと。私を疑う前にここの式場の人間を疑ったらどうなの」
私
「え…?」
義母
「だって、私はずっとここにいたんだから、どうやって翔太くんの料理に触れるというの?普通に考えれば、厨房の人間やこれを運んできた従業員が怪しいと思うでしょう!」
それは私も考えていた。
だってここの式場はあまりにも不手際といえることが多過ぎたのだから…。