壮絶な孫差別

【No.3】「所詮あんたは他人よ」義父母からの壮絶な孫差別

壮絶な孫差別

渋々義実家へ帰ることを選んだ私。


「よし、準備できた?車出すよ〜!」


「うん、大丈夫。はなは?大丈夫?」


「…うん」

この日朝から元気がなかった娘。

体調でも悪いのかと心配したが、そうではないみたい。

どうしたのか何度か聞いていたが、何も答えてくれなかったのだ。


「…何かあったら言うのよ?」


「…うん」

そして義実家に到着し、夫が荷物を先に運んでその後を追いかけるように私と娘も玄関へ向かった。

その時。

??
「あれー?理紗さん?」


「…あ、涼夏ちゃん。あけましておめでとう」

鉢合わせになったのは義妹・涼夏と、娘と同い年の義妹の娘・あかりちゃんだった。

義妹
「あけましておめでとうございます〜!理紗さんたちも今きたんですね!」


「うん」

軽く挨拶を済ませた時、玄関から声をかけてきた。

義母
「遅かったわねーー!!」

義妹の娘
「あ、おばあちゃーん!!」

義母
「あらあかりちゃーん、いらっしゃい♪元気だったー?」

義妹
「お母さん、これ持って〜。ひとりじゃ持ちきれない〜」

義母
「はいはい、全くしょうがないわね〜(笑)」


「あ、あの…あけましておめでとうございます。」


「あ…あけましておめでとうございます…」

義母
「…。年明け早々あんたたちの顔を見るなんてね。はぁ…」

義妹家族と夫には快く歓迎している義母だったが、私と娘だけ邪険に扱われていた。


(まぁ仕方ないよねこればっかりは…。気にしないようにしよう。)

家にあがるとそこには義父もいた。

義妹家族は義父と仲睦まじく話していた。


「お義父さん、明けましておめでとうございます。」

義父
「…はいはい。あ、そうだあかりちゃん!あかりちゃんにいいものあげよう!」

義父は義妹の娘を別室に連れて行ってしまった。

娘は黙ってそれを見つめていた…。

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