壮絶な孫差別

【No.10】「所詮あんたは他人よ」義父母からの壮絶な孫差別

壮絶な孫差別

トイレから出るとそこには義父の姿があった。

私上から下までジロジロと、いやらしい目つきで見ていた。

義父
「理紗ちゃんと話がしたくてね、ついてきちゃった(笑)」


「話…ですか…」

トイレまでつけてきて、何の話がしたいんだろう…?

義父
「いやぁ〜、最近体調はどう?お腹の赤ちゃんも元気?」


「はい、順調ですよ。」

義父
「そうかい、それは良かった!」


「あの…それだけですか?」

義父
「…理紗ちゃん、最近太ったよね?」


「…は?」

義父
「ほら…妊婦さんでも夜の方はしても大丈夫なんだろ?(笑)さすがにこれ以上太ったら圭介に抱いてもらえなくなるぞ〜(笑)」

義父は私の体を舐め回すように見ながら言った。


「…失礼します」

私は足早にその場を後にすると娘がいる部屋に直行した。


「ごめんね、戻るの遅くなった。」


「ううん。…ママ、いつおうちに帰るの?」


「明日の朝だよ。…帰りたい?」

娘は、うんと頷くと不安な顔をして言った。


「だって、おじいちゃんもおばあちゃんも、怖いんだもん…。あと涼夏おばさんも、私にはすごい怖い目で見てくるし…」


「そっか…」

それから娘は疲れ寝てしまった。

娘の寝顔を見ながら頭に浮かんだ、

この先この義家族と繋がっていていいものなのかを…。


(私にとって一番大事なのは、はな…。そのはなを私以上に大事にしようとしてくれないなら、もう一緒にいるべきじゃないよね…。)

夫も最初は娘を自分の子のように扱ってくれていた。

でもさっきは義母の肩を持つような言い方をしていたし、今後もわからない…。


「そうだ…」

私はあることを思いついた。

夫にはハッキリとこれまで義父母からされていたことを話してはいない。

私は思い切って夫に全てを話し、向き合ってもらおうと考えた…。

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