夫はストーカー

【No.18】結婚した夫は私のストーカーでした…

夫はストーカー

◎前回の話はこちら

【No.17】結婚した夫は私のストーカーでした…
◎前回の話はこちら 夫 「は…?離婚…?」 私 「そう、離婚。  私のこと異常に干渉して、  その正体がストーカーだったなんて、  いくらなんでも酷すぎるし知った以上はこれまで通りだなんていれるわけない...

突然義母から電話が来た。

昨日の今日だから、
もしかしたら夫から離婚を切り出されたとか聞いたのかも…。

1回居留守をしたが、
すぐにまたかかってくる。


「出た方がいいか…」

仕方なく電話に出てみることにした。





「もしもし…」

義母
「ちょっと!聡から聞いたわよ!
 あなた離婚を切り出したそうじゃない!
 一体何を考えてるの!?」

やっぱり…。

義母はひとり息子の夫を溺愛しているし、
これまでも夫婦の決め事には毎回口を挟んできた。

離婚となってもそりゃ間に入られて当然か…。


「聡さんに伝えた通りです。
 もう離婚したくて切り出しました」

義母
「だから、どうしてって理由を聞いてるんでしょ!?
 …まぁいいわ!これからうちに来なさい」


「え…!?今からですか…!?」




義母
「何よ、これ以上に大事な用があるもんですか。
 いいから早く来なさい」

そう言って一方的に電話を切られた。

香織
「マジで…義母登場か…。
 まぁ避けては通れないか…」


「うん…。
 ごめん香織、今から行ってくる」

香織
「気をつけてね」

久しぶりの義実家へ向かうと、
怒り心頭な義母とその後ろでモジモジしている夫の姿があった。


「…お久しぶりです」

義母
「いいから入んなさい。
 あなたには聞きたことが山ほどあるんだから!」




言われるがままリビングへ向かい、
義母たちと向かい合うように座った。

義母
「それで?
 どうして急に離婚なんか切り出したのかしら!?」


「…あの、
 聡さんからはどのように聞いてるんでしょうか?」

義母
「はぁ!?
 あんたのせいで大事な息子が
 死のうとしてたのに何なのその態度は!!」


「え、死のうとしてた…!?」

義母
「そうよ!!あんたのせいで息子は死ぬところだったわよ!!
 息子が『ずっと一途』なのをわかって結婚したくせに、
 ひどい仕打ちよ!!」

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