年収3000万夫

【No.23】年収3000万エリート夫、実はパ○活大好き人間だった

年収3000万夫

夫の鞄に忍ばせておいたボイスレコーダーを回収し、再生ボタンを押して中身を確認した。

そこには最初、私に関係がバレたんじゃないかという会話が吹き込まれていた。

ハナ
『奥さん、私のこと知ったんだよね?』


『あぁ…まぁ…うん。』

ハナ
『それってどうなるの?慰謝料とか請求されるのかな?』


『そ、そんなことは絶対にさせないよ!!ハナちゃんは悪くないんだから、ね!?』

ハナ
『うーん…でも私、なんだか怖いなぁ…』


『大丈夫!うちの嫁さん気弱いから、もしそうなったら俺が怒るよ!!』

ハナ
『えぇ〜、本当に〜?』


『もちろん!だって嫁さん、俺がいないと何もできないし、働いてもないから金もないし!』


『俺と離れれば今の生活だってできないんだから、俺がその気になれば大事にはならないって!何よりハナちゃんを危ない目には合わせない!俺が守ってあげるから、ね!?』

ハナ
『もーう大ちゃんったらイケナイ子だね〜(笑)でもそんな大ちゃんが好きだなぁ〜♡』

そして2人は行為に及んでいた。


「何これ…、私が何もできないですって…!?その気になれば大事にはならない…?ふざけんな…!!絶対に痛い目見させてやる…」

この日私は一睡もできなかった…。

寝不足のまま息子を幼稚園へ送り、羽山さんの元へ向かった。

羽山
「あ、倉持様!こんにちは!…あれ、どうされました?」


「すみません急に来てしまって…」

羽山
「いえいえ、こちらへどうぞ!」

羽山さんに個室へ通され、昨日見たことを話した。


「それでこれ…。ホテルへ出入りするときの映像と、ボイスレコーダーです。確認していただきたくて…」

羽山
「証拠が取れたんですね!ありがとうございます。確認します。」

私に配慮してか、イヤホンをつけて中身を確認してくれた羽山さん。

全てを確認してから羽山さんは言った。

羽山
「奥様、よく録れてます!これなら言い逃れはできません。あとは私に任せてくださいね!」


「よろしくお願いします。」

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