旦那を◯とったママ友

【No.10】「いい加減パパを返してちょうだい」旦那を寝◯ったママ友から告げられた真実

旦那を◯とったママ友

Fちゃん
「パパ〜、早くこれやろうよ!ねぇってば!」

旦那
「わかった、わかった。今行くから」

奥から聞こえてくるのは、私の来訪に気づかぬまま、娘の友人であるFちゃんと遊び続ける旦那の声。

Fちゃんは、旦那のことを「パパ」と呼んでいるのか。

どこか冷静にそう思いながら、玄関に阿呆みたいに立ち続ける私。

そういえば、最近娘がこぼしていた。

Fちゃんの態度がおかしくて、前みたいに仲良くしてくれない、と。

それは、こういうことだったのか。

ふいに理性の糸が、プチンと切れる音がした。

衝動任せにずかずかとM子の家に上がり込み、ガラリと扉を開けた。

固まる旦那と、私を睨むFちゃん。Fちゃんが、唐突に言った。

Fちゃん「いい加減、パパを私にくれない?これまでは娘ちゃんのものにしてあげてたんだから、次はこっちの番でいいでしょ?」

何を言ってるんだろう、この子は。

ぬいぐるみでもあるまいし、あっちのもの、こっちのもの、という話ではない。


「どういうことなのか、説明して」

旦那
「いやこれは、その……」


「説明して。その代わり、家に帰ってからよ。こんなところ、これ以上1秒だっていたくないわ」

タイトルとURLをコピーしました