マイホームガレージ

【No.1】新築マイホームのガレージに勝手に車を停めるママ友

マイホームガレージ

私は長谷川杏。

夫・宏太と、娘・色香の3人家族だ。

この春、娘の小学校入学に合わせてこの地に引っ越してきた。


「うーん!やっぱりこの家最高だね!見た目が最高〜♪」


「本当ね!パパのセンスがいいおかげだよ(笑)」


「いや〜照れるなぁ〜(笑)」


「もう、パパもママも外でイチャイチャしないの!」


「あはは、ごめんごめん(笑)さ、荷解きの続きしようか〜!」

家族仲は良好で、大変な荷解きも楽しく終えれた。

数日後、娘と2人で買い物に出かけた。


「今日はたくさん買い物したね!」


「そうね!引越しくらいしかこんな買い物できないよね(笑)…あれ?」

家が近くなってきた時、あることに気づいた。

それは我が家のガレージに車が停まっていること。

ガレージは車が2台停められる。

自宅の車と、来客用、主に私たちの両親が来た時に停められるように作ったものだった。


「どうして車停まってるの…?てか誰の車?」

停まっているその車は私たちの両親の車ではなく、初めて見る車だった。

2台停められるため、とりあえず空いている方に車を停め、娘を家の中に入れた。

再び自分だけガレージに出てどうしたらいいか困っていると、ある人物から声をかけられた。

??
「あ、すいませーん!」


「はい…?」

振り返ると声をかけてきたのは娘の新しいママ友・明那さんだった。

明那さんはものすごく気さくで、内気な私とは正反対の人。


「明那さん…、どうしてここに?」

明那
「あー実はこの車うちのなんだー」


「え…?」

明那
「ちょっと近くで用事があって、家まで戻る時間なくて困ってたら、ここが空いてたから停めさせてもらってたんだー!」

明那さんはそう明るく言った。


「は、はあ…」

正直、非常識な人だと思った。

明那さんのことはそれほど知ってるわけではなかったが、娘同士がよく遊ぶらしく、お友達のママという感覚。

学校で会えば話をする程度だった。


(どうしよう…。勝手に停められるのは困るけど、でもせっかくできた色香のお友達のママだし…。これが原因で関係悪くさせちゃうのも嫌だしな…。まぁ一回くらいならしょうがないか…。)

「そうなんですね、大丈夫ですよ。」

この返事をしたことで、後々とんでもないことになるとは、この時の私は思いもしなかった…。

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