私
「それでも納得いかないようなら、そういう裁判所を利用してもいいと思います。」
義姉
「いや、それだけは…。別にそこまでしなくたっていいのに…」
私
「…私の立場からしたら、そこまでしないとダメだと思います。」
私
「ちなみに、お義姉さんのような立場の人たちが、介護が必要だとわかっててそれを放棄して要介護者が◯亡や重症になった場合、罪に問われるらしいので気をつけたほうがいいですよ。」
義姉
「つ、罪に問われる!?!?」
義姉
「お願いだから、大事にはしないで…!!」
私
「じゃあ私が今話したこと、ご理解していただけましたか?」
義姉
「…わかったわよ。私たちが面倒みればいいんでしょ。」
私
「…はい、よろしくお願いします。それとこれ…」
私は薫からもらっていた自治体のサービスのチラシを義姉に渡した。
私
「知り合いに教えてもらいました。介護のことで相談に乗ってくれる場所です。」
私
「本当に介護で困り事が出るなら、こういうところを利用してもいいと思います。」
義姉
「今はこんなのがあるのね…」
私
「はい、私も最近知りました…。」
義姉
「…わかったわ。ここのサービス利用してみる。」
私
「はい、そうしてください。それと…あなた。」
夫
「ん…!?」
私
「私と離婚してください。」
夫
「は…は!?!?何を言い出すんだいきなり!!」
私
「今の今まで何も言わないできましたね。私が働くことだって許されない、困った時だって自分は関係ない、お前自身で何とかしろ、そうやって結婚してから今日までずっと…、私は我慢してきました。だけどもう耐えられません。」