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【No.3】新築マイホームのガレージに勝手に車を停めるママ友
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その日を境に明那さんが勝手にガレージを使う日々が続いた。
その度に声をかけ、注意を促しても『子供が熱出しちゃって急いでる』『急用ができちゃってどうしても…』など言い訳ばかり並べてしっかり取り合...
夫
「そうだ、いいこと思いついた!!」
私
「ん…?なに?」
夫
「ガレージに鍵をつけるとかどう?」
私
「鍵…!それいいかも!」
夫
「鍵がついてればさすがに壊してまで停めようと思わないでしょ(笑)」
私
「そうだよね。じゃあすぐ注文しよう!」
私たちはその場でネットで注文をすることにした。
鍵の種類もたくさんあったが、
まずは手頃な値段の4桁の数字を設定するタイプの鍵にした。
翌日に到着したその鍵をすぐにガレージに取り付けた。
夫
「うん、これでよし。これでもう少し様子を見てみよう。」
私
「うん!もうこれで懲りてくれればいいけどね…」
その数日後、新居祝いに私の両親が自宅へ来てくれる日になった。
夫
「お義母さんたちちゃんと来れてるかな?」
私
「大丈夫だよ!さっき連絡きたし!」
夫
「そっか!なら安心だ!
色香、久しぶりにおばあちゃんに会えるぞ〜、楽しみだな♪」
娘
「うん♪おばあちゃんにネックレスあげるのー!」
夫も娘も両親が来るのを待ち侘びていた、その時。
♪ピンポーン
私
「お母さんかな?…はーい!」
父
「杏、悪いけどちょっと表出てきてくれるか?」
困った表情の父がモニター越しに言った。
私は急いで表に出た。
そこには車を道路に停めた状態の父の姿があった。
私
「え、どうしたの?ガレージの鍵開けてたよね?停めないの?」
父
「それが…、車がすでに停まってて駐車できないんだよ」