◎前回の話はこちら
私
「今日はお集まりいただきましてありがとうございます。」
義母
「それで?話って何かしら?」
父・母
「……。」
私
「…実は司さん、
現在進行形で不倫をしています。」
義母
「…え?つ、司が不倫!?!?
何言ってるのあなた!!」
義父
「それ…本当なのか?」
私
「こんなことで嘘なんかつけません…。
証拠もあります。」
そう言って私は坂口さんからいただいていた証拠を並べた。
それを見た両親は目を背けた。
そして義母は…
義母
「こ、こんなの!!こんなの捏造でしょ!?!?
司に似てる人なんかたくさんいるんだし、それにこれ、
ただの知り合いかもしれないじゃない!!」
私
「捏造…?
そんなことして誰が得するんでしょう?
それにこの写真は路上で抱き合って…、
こっちはキスしています。
仮に知り合いだったとして、
ただの知り合いが路上でこんなことしますか?
しませんよね?」
義母
「な、何ですって!?」
私
「見ていただきたいものはこれだけじゃありません。」
私はドライブレコーダーデータが入っているUSBを
パソコンに設定してその場に流した。
あの一連の、
私を蔑む会話や性◯為をしているであろう内容を全てを…。
それを聞いていた母は耳を塞ぎ、
俯いて静かに泣いていた。
父は顔を赤くし怒りでなんだろう、
拳をつくって震えていた。
義父は顔面蒼白、義母は聴こえていないフリ…。
義父
「この…この相手は一体誰なんだ…?」
写真を指差して義父が聞いてきた。
私
「この人は…、
娘が通う幼稚園の担任の先生です。」
義父
「え…?そ、そんな…」
こればっかりは
息子の不倫事実を認めなかった義母も黙っていた。
そんな時、何も知らない夫が帰宅した。
玄関にある両親たちの靴を見たのだろう、
慌てた様子でリビングへやってきた。
夫
「亜美!?ちょ、どうしたの急に…!」