ドライブレコーダー記録

【No.16】ドライブレコーダーに残された生々しい記録

ドライブレコーダー記録

◎前回の話はこちら

【No.15】ドライブレコーダーに残された生々しい記録
◎前回の話はこちら ママ友・ミカさんから送られた写真。 そこには夫と佐久間先生が仲睦まじそうに 微笑みあっている姿が写っていた。 ミカ 『これ、やっぱり佐久間先生だよね…?』 私 「…そ...


「今日はお集まりいただきましてありがとうございます。」

義母
「それで?話って何かしら?」

父・母
「……。」


「…実は司さん、
 現在進行形で不倫をしています。」

義母
「…え?つ、司が不倫!?!?
 何言ってるのあなた!!」

義父
「それ…本当なのか?」





「こんなことで嘘なんかつけません…。
 証拠もあります。」

そう言って私は坂口さんからいただいていた証拠を並べた。

それを見た両親は目を背けた。

そして義母は…

義母
「こ、こんなの!!こんなの捏造でしょ!?!?
 司に似てる人なんかたくさんいるんだし、それにこれ、
 ただの知り合いかもしれないじゃない!!」


「捏造…?
 そんなことして誰が得するんでしょう?
 それにこの写真は路上で抱き合って…、
 こっちはキスしています。
 仮に知り合いだったとして、
 ただの知り合いが路上でこんなことしますか?
 しませんよね?」




義母
「な、何ですって!?」


「見ていただきたいものはこれだけじゃありません。」

私はドライブレコーダーデータが入っているUSBを
パソコンに設定してその場に流した。

あの一連の、
私を蔑む会話や性◯為をしているであろう内容を全てを…。

それを聞いていた母は耳を塞ぎ、
俯いて静かに泣いていた。

父は顔を赤くし怒りでなんだろう、
拳をつくって震えていた。

義父は顔面蒼白、義母は聴こえていないフリ…。




義父
「この…この相手は一体誰なんだ…?」

写真を指差して義父が聞いてきた。


「この人は…、
 娘が通う幼稚園の担任の先生です。」

義父
「え…?そ、そんな…」

こればっかりは
息子の不倫事実を認めなかった義母も黙っていた。

そんな時、何も知らない夫が帰宅した。

玄関にある両親たちの靴を見たのだろう、
慌てた様子でリビングへやってきた。


「亜美!?ちょ、どうしたの急に…!」

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