介護の疲労が身体に出てしまっていた。
子供たちに義両親の話をするとものすごく驚き、娘に関しては半分怒っているようだった。
娘
「もう!私たちのこともっと頼ってよね!もう小さい子供じゃないんだから!」
娘
「ていうかさ、どうして叔母さんが面倒みないの?」
息子
「俺もそれ思った。まぁどうせ面倒だから押し付けたんだろうな…」
娘
「は!?信じられない!自分の親なのに!」
息子
「まぁよく親の介護は嫁がするとか聞くけど、そもそもなんで長男の嫁が面倒みるのか意味がわからない。嫁って言ったって結局は他人だろ?義理の親の面倒とか普通はありえないよな。」
私
「…まぁそうなるわよね。」
娘
「…よし、こうなったら私たちでパパと叔母さんに話す!ママ1人でこんなの、どう考えたっておかしいもん!」
息子
「俺たちが言えばまた違うかもしれないしな。」
私
「いや、やめておきなさい」
娘
「え、なんで!?」
私
「仮に萌たちがパパや叔母さんに言ったらどうなると思う?きっと萌たちに良くないことが起きるかもしれないし、良くないことは確かよ。その気持ちだけでママは嬉しい。ありがとうね2人とも。」
息子
「…確かに最悪なパターンにしかいかないかもな。」
私
「うん、だからママだけで大丈夫。」
娘
「…わかった。ごめんね力になれなくて。」
私
「何言ってるのよ!(笑)こうやって会いにきてくれて私の心配してくれるだけで十分よ!」
そう言って笑いかけると、今度はしっかり笑えていたようで娘は目に涙を浮かべながら抱きしめてくれた。
娘
「もう、ママは頑張り屋さんなんだから…。定期的にこうやって会いにきてもいい?」
私
「…もちろん!本当にありがとうね。」
それから少しして2人は帰っていった。